あけましておめでとうございます。
奥野文夫です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年は、次の点などに関する年金改正法案が通常国会に提出される見込みです。
・在職老齢年金制度の見直し
65歳までの基準額を現行の28万円から47万円に引上げ(65歳からの基準額と同額に引上げ)
・繰下げ制度の見直し
最高75歳まで繰下げも可能に(75歳まで繰下げると、65歳時の1.84倍に年金額増)
・在職定時改定の導入
65歳からも厚生年金保険に加入した記録を毎年1回老齢厚生年金の年金額に反映させることに
・厚生年金保険・健康保険に入るべき人の範囲の見直し
短時間労働者について
個人の士業事務所について
これらの年金改正はいずれも主にサラリーマン(従業員)を念頭に置いた見直しのため、新聞・テレビ等においてサラリーマン向けの情報提供が多くなることが予想されます。
そして、サラリーマン向けの情報をみて年金について誤解する経営者が増えると思われます。
その他、本年9月には厚生年金保険の標準報酬月額等級の上限改定も見込まれています。
(現在の上限)報酬月額60万5千円以上→標準報酬月額62万円(31等級)
(改定後の上限)報酬月額63万5千円以上→標準報酬月額65万円(32等級)
年金に関する誤解や情報不足により残念な思いをする方が少しでも減るように、本年も、お悩み・お困りごと解決に役立つ情報を数多くご提供していくことを日々心がけたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。